囀り(令和7年5月19~20日掲載分)
◎ 囀り(令和七年五月十九~二十日掲載分)
● 令和七年五月十九日 月曜日
○ 二月日々折々 その六十九 春の夜
《今回の自選代表三句と自句自解》
春の日の夜にまったり風呂に入る
春愉し入浴剤は山代の湯
春の夜着替えた後もポカポカと
初春の夜、入浴剤を入れて風呂に入る。今夜は、加賀温泉郷の山代の湯に浸かった。風呂から出た後も体はポカポカと温かい。
(二月中旬 日常生活⑪)
春の日の夜にまったり風呂に入る
春愉し入浴剤は山代の湯
㊟山代の湯・・・山代温泉(加賀温泉郷)
昔、高僧・行基が傷口を湧き水で癒す烏を見て、その湧き水が温泉だったことが山代温泉の始まり。それ以来「からすの湯」と呼び親しまれた。1300余年の歴史を持ち、北大路魯山人や与謝野晶子が愛した伝統と文化の香りのする名湯。源泉64度の含石泉・食塩・芒硝泉の3つの泉質をもつ。(じゃらんサイトより転載)
⦿『「山代の湯」について』《治蝶の俳句の散歩道(ちょっといい話 その千八百十六)》
春の夜時折聞こえる風の音
湯上りの額に汗かく春の夜
春の夜着替えた後もポカポカと
春の夜風音耳に床に就く
春の夜風音耳に就寝す
・・・・・・・・・・・・
● 令和七年五月二十日 火曜日
○ 二月日々折々 その七十 囀り
《今回の自選代表句と自句自解》
囀りや口にモーニングコーヒーを
二月中旬の晴れた朝。モーニングコーヒーを楽しんでいるときれいな囀りが聞こえてきた。一瞬にして贅沢な時間となった。しばらく耳を澄ませて囀りを楽しんだ。
(二月中旬 日常生活⑫)
春寒し寒さを連れて風吹いて
春の朝耳にきれいな鳥の声
風に乗り聞こえる囀り心地よく
コーヒーを啜りつつ耳に囀りを
囀りや口にモーニングコーヒーを
数分間くつろぎ囀り楽しんで
暫くは鳥の囀り楽しめり
二ン月に出会いの想い出兜太の忌
※兜太・・・金子 兜太(かねこ とうた、1919年(大正8年)9月23日 - 2018年(平成30年)2月20日[1])は、埼玉県出身の日本の俳人。現代俳句協会名誉会長。日本芸術院会員。2008年、文化功労者に選出される。小林一茶、種田山頭火の研究家としても知られる。
加藤楸邨に師事した。「寒雷」所属を経て「海程」を創刊し、主宰した。戦後の社会性俳句運動、前衛俳句運動において理論と実作の両面で中心的な役割を果たし、その後も後進を育てつつ第一線で活動した。上武大学文学部教授、現代俳句協会会長などを歴任した。(Wikipediaより転載)
⦿『「金子 兜太」について』《治蝶の俳句の散歩道(ちょっといい話 番外編)》

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