菫(令和6年5月26~27日掲載分)


◎ 菫(令和六年五月二十六~二十七日掲載分)
● 令和六年五月二十六日 日曜日 
○ 四月日々折々 その十一 囀り
《今回の自選代表句と自句自解》

春の旅庭に丘あり泉あり 

 天気予報通り朝からよく晴れた令和六年四月二日(火)に、中山道の板橋宿巡りの志村コースの散策を楽しむ。
 十番目の目的地は、薬師の泉庭園。ここは、「江戸名所図会(えどめいしょずえ)」の挿絵に基づいて庭園が復元された庭園で、丘陵や泉や池があり、変化に富んでいる。

(四月上旬 中山道の板橋宿巡り C志村散策コース その十一)
庭園に春の陽射しが降り注ぎ
春の旅庭に丘あり泉あり 
春の日に庭に遠近高低が
春の日に庭の明暗はっきりと
幾種もの鳥の囀り耳にして
春の庭小川を越えて広場へと
春の庭小川の向こうに薬師池
春の庭小川の先に泉あり
春の庭泉の傍を上り行く
春の庭泉に早くも著莪の花(しゃがのはな)
春の庭小橋を渡れば滝見えて

・・・・・・・・・・

● 令和六年五月二十七日 月曜日 
○ 四月日々折々 その十二 菫
《今回の自選代表二句と自句自解》

春の旅この場所まるで別世界 
春旅に泉庭園楽しめり 

 天気予報通り朝からよく晴れた令和六年四月二日(火)に、中山道の板橋宿巡りの志村コースの散策を楽しむ。
 十目の目的地は、薬師の泉庭園。ここは、「江戸名所図会(えどめいしょずえ)」の挿絵に基づいて庭園が復元された庭園で、丘陵や泉や池や滝があり、変化に富んでいる。
 鳥の囀りと共に枝垂れ桜・著莪の花が庭園に彩りを添えている。お休み処で小休止していると、すぐ目の前でメジロが花蜜を吸っている。極楽浄土のような別世界だ。

(四月上旬 中山道の板橋宿巡り C志村散策コース その十二)
春の庭滝の水音聞き上る
春の庭坂をゆるゆる上り行く
春の庭石段脇に熊笹が
春の庭階段脇に熊笹が
東屋で桜愛でつつ小休止
春日射す東屋の屋根苔むして
東屋で花を愛でつつ一休み
小休止囀り近くの木立より
春の庭眼下に望む薬師池
庭園の枝垂れ桜は三分咲き
春の庭路傍に早くも著莪の花
春の庭路傍に早くも胡蝶花
春の庭小枝の鳥は花蜜を 
春の庭小枝のメジロ花蜜を
春の庭小枝のメジロまた次を
春の庭小枝のメジロ見て飽きぬ
そよ風に吹かれて楽しむ春景色
春の池飛び石渡り広場へと
春の庭広場に休み処あり
春の庭薬師の池に泳ぐ鯉
春の旅この場所まるで別世界 
春旅に泉庭園楽しめり 
旅先の行く道路傍に蒲公英が
歩きゆく路傍にスミレ群れて咲き
歩きゆく路傍の菫の花可憐

➁「人気ブログランキング」への「応援クリック」(ポチ)を頂ければうれしいです。ご協力ありがとうございます。力と励みになります。
 なお、①「にほんブログ村 」は、「飯島治蝶の俳句ブログ」のブログ名・ブログ紹介欄の末尾に載せています。

この記事へのコメント